---南風のたび風景写真---

北精進ヶ滝から南紀へ(1) (2001年5月)


もう少し早く起きる予定だったが、結局出発が6時を過ぎてしまった。
埼玉北部から山梨方面に抜けるには秩父往還を使う。
雁坂トンネルが開通してたいへん便利になった。
トンネルを抜けると直ぐに西沢渓谷があるが、今回はそのまま素通り....



家を出て約3時間半、ようやく滝を遠目に見る峠までやってきた。



ここから道を降りていくと駐車場にたどり着く。
石空川にかかる吊り橋を渡って約45分の滝への道を向かう。

橋を渡って直ぐの対岸に、昔、学校で習った日本列島の巨大な裂け目、
フォッサマグナが見える。

約10分ほど歩くと、一の滝が見えてくる。水量も多くて良い滝だ。ここだけでも満足。
鉄の梯子を登っていくと、二の滝、三の滝と連続してある。

精進ヶ滝までは約45分ほどだが、そこまでは滝があったり、鉄梯子を登ったり
丸太橋を渡ったりと、変化に富んでいて、飽きることがない。


精進ヶ滝
滝の側までは行けないが、観瀑台からの眺めも迫力がある。


もっとゆっくりと滝を眺めていたかったが、次の目的地、駒ヶ根へと向かう。
国道20号線まで戻って、「駒ヶ根ユース」へ電話を入れるが留守電。
とりあえず、電話番号を伝えて、また走る。最悪、宿が無くても車の中で寝ればいい。

国道20号沿いには、見学やウイスキーの試飲のできる「サントリー白州工場」なんかもある。

国道20号は茅野で高遠方面への国道152号に分かれる。
峠の茶屋で一服。ここから八ヶ岳がよく見えるが、今日はかすんでいる。



峠を越えると、高遠まで降り坂。所々にまだ桜の花が咲いている。


3時頃に駒ヶ根高原に到着。ここには、ネットで知り合った「雲海の雅」さんが暮らしている。
行くまで知らなかったが、今日のお宿「駒ヶ根ユース」の人と雅さんとは知り合いだった。
おまけに、家も直ぐ歩いていける距離だ。

ここは木曽駒ヶ岳への登山口で、南には南アルプス、北には中央アルプスがそびえているが
この日はあいにくかすんでよく見えない。駒ヶ岳の千畳敷カールもこの次までお預け...


駒ヶ根ユースの玄関


「雲海の雅」さんの家には、ベランダに小鳥やリスが、餌をもらいに遊びに来る。
カメラを向けても逃げない。






翌日、朝早く出ようと思ったが、なんだかんだ話し込んでいるうちに昼前になってしまった。

駒ヶ根を出たのが、11時半。これから南へ向かう。

   その(2)へつづく



たびの記憶」へ戻る



--- Copyright by minami_kaze (C) 2003-2004 ---