2003/10月
 
布引の滝

栃木県栗山村

(2003.10.19)


秋の休日,栗山村の布引の滝を目指す。
朝の7時というのに日光の町中は中禅寺湖方面へ向かう車で渋滞している。
ちょうど今日は日本オープンの最終日で日光カンツリーの横も賑わっていた。
見たいなぁ〜と後ろ髪を引かれながらも車を進ませる。(^^;
大笹牧場を抜け,鬼怒川沿いの道に出る。この道を進んで行き野門橋
を渡ったところから「家康の湯」を目指して脇道へ入る。
しばらくすると「家康の湯」さらに進んで登山口の駐車場。
さらに通行止めの看板を見ながら進んで行くと,チェーンを張ったゲート
に到着。脇に車を停める。そこから舗装された工事用の道路を登る。登る。
道路には獣の糞が落ちていた。まだ新しいけどなんだろう?
山の上の方で黒い影ががさがさと音を立て,道路を越えて降りていった。
熊?熊除けの鈴を思いっきり鳴らしてみた。(^^;
約1時間ほど進んで行くと,木のテーブルとイスを置いた休憩所に到着。
そこが布引の滝への入り口となる。ここから山道となり,やっぱり登る。
やがて開けたところから布引の滝を遠望できる場所に出た。
 

遙か彼方に滝が見える。ここからあそこまで降りて行くのか。^^;
遊歩道は下へ向かっている。丁寧に作られた木の階段は,間の土が陥没して
いて,小学生のハードル競技のよう。かなり歩きにくい。それでも黙々と降りて
行き,幾つかの沢を渡ると,開けた森の中?に出た。木のテーブルとイス
なんかが置いてある。ここまで遊びに来る人がいるのだろうか?
 
 
そこから進んで行くと苔に覆われた倒木と石の世界が広がる
ここももののけの森だなぁ〜と思ってみたり。
やがて野門沢へ降りられる場所に出た。
ここからは石を渡ったり,岩を越えたりして上流へ向かう。
そして程なく10mぐらいの滝の前に出た。

 
 
ここを越えなければ布引の滝の下へは辿り着けない。
実はすぐ近くで若い男女が花と線香をお供えしていた。
どうやら仲間が滑落らしい。
流石にその横を登る気にはなれなかった。
一人歩きだし,熊のエサにもなりたくない。
ここからは滝は見えないので,少し下流へ戻り,写真を撮って
帰ることにした。しかしこの滝は日陰の滝である。
日は当たらないし,昼間はほとんど逆光だ。

行きもふうふうだったが,帰りはもっときつい。
山の上を猿が笑いながら歩いて行った。

ふん,またいつかリベンジしてやる。(^^;
 

布引の滝

布引遠望


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